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トイレのリフォーム時の「サイズ」について

先日とあるお客様のお宅へお手洗いのリフォームの事前調査のためにお伺いしてきました。必要な部分の長さを測り、写真を撮って帰り、お客様のご要望に合わせておすすめの商品の提案書を作成いたしました。

無事にお客様から工事受注となりまして、商品を発注する段になって社内の工事に詳しい者から「トイレのサイズは本当にこの品番で大丈夫なの?」「扉とは干渉しないの?」ということを聞かれました。

幸いこのお宅はお手洗いの奥行が長いお家だったのでサイズ的な問題はなかったのですが、実はこのお客様、タンク付の便器からタンクレスタイプの便器にお取替えだったんですね。私としては、タンク付からタンクなしになるのだから、奥行は問題にする必要がないと思い込んでいたのですが、「タンクレスも後ろに給排水の設備が入っているのだから上に乗っているタンクがなくなるだけで奥行が浅くなるわけじゃないよ。」と注意されました。

確かに、タンクは便座ぎりぎりのところに乗っていますが、タンクレスの便器も便座より後ろがけっこう長くなっています。しかも、ゆったりサイズのものもあるため、場合によっては今置いているトイレより若干前に出てしまうこともあるのだとか。。

もちろん「設置する」だけなら全く問題はないわけですが、「ほんの少しでもトイレの前が狭くなると使いにくくなる場合もあるよ」と注意を受けました。そうですよね。もしトイレの奥行に余裕がないお宅だった場合、特に男性の方は非常に使いづらさを感じることになってしまうかもしれません。インターネット上にも「ショールームではよかったけど、自宅に置いたらむしろ狭くなって男性陣から不評だった」という書き込みが見受けられました。

なんとなくイメージでタンクレスのトイレは『すっきり広々』だと思っていたのですが、それは見た目上のお話し、、これは大変勉強になりました。また、同時に言われたのがトイレのドアが便器の正面についているお宅ではなく、横から入るタイプのお手洗いの場合、「ドアを開けたところに便器が丸見えなのはみっともないから、間口から10cmくらいは下がっている方が見栄えが良いよ。」ということ。細かいことですが、確かにこれもできればその方が良いですよね。

リフォームをお考えのお客様も商品を決める前に実際にご自宅のトイレを測ってみて、今ある便器から新しい便器に替えた場合にどのくらい広さに影響があるのか確認してみた方がよいかもしれませんね。各社ともにさまざまなタイプの便器を出していますので、サイズ感から商品を検討してみるのも一つの切り口かもしれません。

トイレリフォーム施工後(商品はアラウーノ V シリーズです。)


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